12 万ドメインがブラウザに hardcoded されている話 — 素朴な疑問から見えた最適化
HSTS Preload list には世界中の HTTPS 必須ドメインが約 12 万件登録されていて、その全部が Chrome や Firefox のバイナリにハードコードされています。『そんなリスト持ち歩いてブラウザ重くならないんですか?』という素朴な疑問を、実際に調べてみたら、ブラウザ実装の賢さと、それでも残る別の問題の存在が見えてきました。
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HSTS Preload list には世界中の HTTPS 必須ドメインが約 12 万件登録されていて、その全部が Chrome や Firefox のバイナリにハードコードされています。『そんなリスト持ち歩いてブラウザ重くならないんですか?』という素朴な疑問を、実際に調べてみたら、ブラウザ実装の賢さと、それでも残る別の問題の存在が見えてきました。
セキュリティの設計は『強いほど良い』と単純に考えると、後で身動きが取れなくなります。HSTS Preload list 登録は最強の HTTPS 強制ですが、取り消しに 3〜6 ヶ月かかる『取り消せない権利』を背負う決定でもあります。私たちは β 期間中は max-age=1 日で運用し、SOC 2 取得後に申請する判断を選びました。
『お客様のデータは匿名化してから扱います』というメッセージを、お客様は何を根拠に信じるべきでしょうか。私たちは『復元不能な暗号学的ハッシュ』『同じ実名は同じ仮名にする一貫性』という 2 つの性質を仕組みで担保する方針を選びました。本記事ではその考え方をご説明します。
給与計算でよくある『月初入社の人の初月給与』『月末退社の人の最終月給与』『2 月 (28 日) と 1 月 (31 日) の日割り係数』、すべて意外と間違えやすい計算です。niyase では純粋関数として切り出し、Vitest で 26 ケースを通すことで、月境界の罠を確実に避ける作りにしました。
社会保険料率は健康保険の都道府県別、厚生年金、雇用保険の業種別と、毎年微妙に違う値を取りに行く必要があります。niyase では令和 7・8 年度の最新料率を反映済みで、管理コンソールから年度別の履歴として保持しています。本記事では各料率の概要と、niyase 内部での扱いをお伝えします。
弥生会計のデータを niyase に移すための実務手順を 3 ステップでご案内します。本記事のメッセージは「楽です」ではなく「失敗しても元に戻せます」。重複防止・バックアップ・全削除のやり直しまで含めて、移行作業中の不安をどう解消する設計にしているかをご説明します。